ネトフリで「ジョン・ウィック」を、再度見直してみた

やはりちゃんとした映画は、面白い。

無駄なセリフやシーンがなく、テンポよく最後まで展開していく。


ネトフリにはたくさん映画がアップされているけど、見るに堪えない2〜3流の映画が非常に多い。
我慢して最後まで見ても、結局「時間の無駄だった」と言う感想しか残らない作品が多い。


しかし「ジョン・ウィック」は面白かったけど、品質としては悪い点が目立つ。
普通に銃を構えて進んでいるウィックに対して、敵の弾がことごとく当たらない。しかしウィックの弾は当たる。
ウィックの弾が当たるのは「腕がいいから」で納得できるが、敵の弾が当たらなすぎる。

敵があまりにもマヌケすぎる。


ウィックは容赦なく敵を殺す。ところがどういうわけが敵はウィックを即座に殺さない。そのチャンスがあったのに。
あのシーンには、まったく納得性がない。即座に殺さなかった理由が示されていないから。

そこはちゃんと理由づけをして、示すべきだった。


あとウィックは善人風に描いているが、それはおかしい。
客で混雑しているフロアでギャングを撃ったら、その弾は人体を貫通して必ず背後にいる客に当たる。
つまり多数の一般客の死傷者が発生していた。そのことが描かれていないのは、不自然だし恣意的すぎる。
無関係の客でごった返している場所で、わざとドンパチするウィックは、やはり闇社会の住人なのだ。