「アントマン&ワスプ」を見た。(レビューじゃないスけど)

(これ、映画レビューじゃないス)

こういう作り方こそが最高だと思うんだよねぇ。

テンポよく話が進む。無駄なシーンや無駄なセリフは一切ない。

中だるみもなく最後まで盛り上がって終わる。

セリフの多くにシャレやユーモアがあり、知性を感じる。

 

そういう「いかにも」な娯楽作品の作り方を批判する人も見かけますが、私はそういう「娯楽に真剣に向かい合った映画」が、最高の映画だと思いますよ。


逆に、無意味なシーンや会話がダラダラ続き、意味不明で説明のない設定があり、セリフ回しがいちいち幼稚で陳腐。

登場人物がすぐパニクって絶叫しまくり、キメ顔キメ台詞のアップばかり。その場の状況がわかる全体映像が少ないから、どんなアクションがされているのかわからない。

雰囲気づくりをすべて BGMや効果音に任せにしていて、丁寧な演出をしていない。
そんな作り手側の自己満足しかない映画は、最悪の映画だと思う。

 


簡単に言えば、どんなテーマや気持ちで作った映画であろうと、「視聴者を置き去りにして話を進める映画」は価値がゼロだと思う。
作り手の思いや理念を見せられ理解し納得するために、客は金を払っているのではないのだから。
作り手が客を楽しませないで、どうするのか!


視聴者を楽しませることを最重要、最優先であると常に考えて、すべての要素に神経を行き渡らせて作られている映画は、ほんと素晴らしい。