ヨーグルトが体に良い、というのは過剰な思い込み

確かに良い面もある。しかしよく言われているほど、広い効果があるわけではなく、特定の条件化で多少メリットがある、というだけのことだそうだ。

だからメリットが出てこない人(というか状況)も普通に大勢いるわけで、そういう人が「体に良い」という宣伝に踊らされて「健康のためだ」と思い込んでヨーグルトを無理に大量摂取すると、逆に害になることがある。

感染性の下痢などには、ヨーグルトは効果がある。免疫を高める効果も、人によっては期待できるらしい。
でもそれだけ。

だからたとえば感染症の下痢などに悩まされていない人や、免疫を高める必要がない人は、別にヨーグルトを取らなくても問題がない。
仮に摂取しても、何もメリットが出てこない。

免疫は高ければ高いほど良い、というわけではない。適切なレベルで発動しないとむしろ害になる。
例えばアレルギー性の病気は、免疫が不適切に過剰に発現することで発生する。そのような症状が出る人に対して免疫を高める行為は意味がない。むしろ、免疫を抑制する治療が施される。
免疫は高ければ高いほど良い、というわけではないので、免疫を高めるためにヨーグルトを摂りまくるのは意味がないわけ。

問題は、メリットが期待できない人が「健康に良い」と考えて、不必要にヨーグルトを摂取し続けるとどうなるか、ということ。
一般的に市販されているヨーグルトにはかなりの糖分と香料が付加されている。
そうしないと、美味しくないから売れない。つまり余計なものが入っている。

健康にメリットが出ない状況で、大量に糖分と香料が追加されているヨーグルトを大量に摂取したら、そりゃあ害にしかならない。

たしかに悪いものではないが、大量に摂取すればどんな物でも毒になる。
ただの水ですら、一度に大量に飲めば中毒症状で命の危険がある。
「体に良い」と言われているからといって、大量に摂取すればするほどプラスになる、というわけではない。むしろ逆。大抵は害にしかならないと覚えておくべきだ。